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プロも驚く!初心者でもできる人工芝DIY施工術を解説

2024.06.10

この記事では、DIYの魅力や手順、必要な道具、下地作りのコツを解説します。

人工芝は施工の手順やコツ、特に下地の整地のコツを理解して行えばきれいに長持ちする人工芝のDIYが可能です。

人工芝のDIYに興味をもっている方は、この記事を読んで人工芝のDIYを実践できるよう準備しましょう。


人工芝DIY施工の魅力と注意点


人工芝のDIY施工はDIYならではの魅力と意識しておくべき注意点があります。

ここでは、それぞれについて紹介しますので人工芝のDIYに興味がある方は参考にしましょう。


人工芝DIY施工する魅力

人工芝でDIYする最大の魅力は、費用を大幅に抑えられることが挙げられます。

プロに依頼した場合、施工費用がかかりますが自分で施工すると、プロに比べ大幅に費用をおさえられます。

人工芝に必要な材料も自分で選定できるため予算に合わせて行える点も費用を削減しやすいでしょう。

また、自分で施工するのでデザインを自由に追求していけることもDIYの魅力です。

人工芝のDIYは、予算をおさえて自由にデザインしたい場合には検討してみましょう。


人工芝DIY施工する注意点

人工芝でDIY施工する際は、失敗する可能性や早い年数で劣化する可能性があります。

DIYの場合、しっかり施工しないと水が溜まる、人工芝が剥がれる、でこぼこするなどが起こりやすくなるかもしれません。

原因として最初の整地作業が不十分なことが大半なため、人工芝をDIYする際は丁寧な整地作業が大切です。
また、すべて自分で施工する必要があり、慣れていないとかなり時間がかかるかもしれません。

DIYできれいに施工したい場合は、芝を敷く前の作業を丁寧に行う必要があります。


必要な道具と購入先の紹介

人工芝DIYに必要な道具

人工芝をDIYで施工するためには、以下の道具を用意しましょう。


必要な道具 用途
人工芝 種類が様々あり値段によって長持ちしやすさやきれいに保てるかが変わります。
防草シート 下地と人工芝の間に敷くシートです。日光さえ切り、雑草が生えてくるのを防ぐ効果があります。
U字釘 人工芝を固定するための釘です。1㎡あたり9本程度必要になるため、床面積によって必要な数を見積もりましょう。防草シートも固定する場合は、その分も必要です。
丸釘 防草シートを固定する釘です。前述したU字釘でも代用可能です。
ハンマー U字釘を打設する際に使用します。
人工芝用両面テープ 人工芝のつなぎ目がずれないように固定するテープです。
定規 人工芝や防草シートを直線にカットするために使用します。50cm以上で少し重めのものを選ぶとカットしやすいです。
カッター 人工芝や防草シートのカットに使用します。大きめの刃で広い場合には、替刃も用意しておくと良いでしょう。
はさみ 人工芝や防草シートのカットの際、カッターで切りづらい場所などで利用します。
スコップ 下地を作る段階で、雑草の根を掘り起こす際などに使用します。
とんぼ 防草シートを敷く前の下地の整地作業に使用します。
転圧機(任意) 整地作業で地面を平らに固くするのに使用します。
用意できない場合は平らなレンガや足で踏み固めます。

この中ですでに持っているものや代用できそうなものが家庭にあれば新しく買う必要はありません。

ただし、人工芝と防草シートについては高くても妥協せずに購入した方が良いでしょう。

人工芝は基本的に、値段が安ければ安いほどクオリティが低い可能性が高いため、可能な限り高く機能性のある商品がおすすめです。

防草シートも安価な商品は耐久性が低く長持ちしないため、ある程度妥協しないで購入した方が良いでしょう。


人工芝を選ぶときのポイント


人工芝は安価な商品を選ぶと芝がへたったりすぐに劣化したりして、人工芝を張り直す結果になりかねません。

購入する際は、人工芝の特徴を調べて長持ちするものを選定しましょう。

以下の条件に該当する人工芝はへたりにくく耐久性が高いものが多いため、選ぶ際には参考にしてください。


  • 芝糸が25mm以上の人工芝
  • 芝糸の形状がフラットタイプ以外のもの
  • 芝密度の高いもの
  • 耐久性・耐候性や水はけが高い素材のもの

人工芝の芝糸は25mm以上でフラットタイプ以外のものを選ぶときれいな景観が長持ちしやすいです。

芝糸が長いとクッション性が高くきれいに見えるメリットがあります。
芝糸の形状はフラットタイプが比較的安価ですが、芝の形が平面のため倒れやすいデメリットがあり、長く景観を保ちたい場合はフラットタイプ以外の購入がおすすめです。

芝密度の高いものを選ぶとクッション性が格段に上がり芝も倒れにくくなります。
また、長くきれいな状態を保ちたいなら耐久性・耐候性や水はけがいいポリプロピレンやポリエチレンを選ぶといいでしょう。

人工芝を長く満足感のある状態に保ちたい場合は、金額が高くても妥協せず良いものを購入するのがおすすめです。


道具の購入先は?

人工芝や防草シートなどを含め、道具の購入はホームセンターやAmazonなどのネット通販で購入可能です。

ホームセンターやネット通販で必要な道具一式を揃えられるので、こだわりが無ければまとめてすぐに購入可能です。

ただし、ホームセンターで販売している人工芝や防草シートは安価ですぐ購入できますが、先ほど解説したような耐久性が高い商品が無い可能性があります。

耐久性の高いものを購入したい場合はネット通販や専門店からの購入も検討しましょう。

人工芝のDIYに必要な道具はホームセンターなどですぐに購入できますが人工芝や防草シートなど敷設するものは吟味して購入しましょう。


人工芝DIY施工の基本手順


人工芝をDIYで施工する場合は、以下の手順で作業を進めましょう。


  • 手順1:人工芝を敷く場所の整地作業
  • 手順2:防草シートの敷設作業
  • 手順3:人工芝の設置
  • 手順4:人工芝のカット
  • 手順5:人工芝のつなぎ目処理
  • 手順6:人工芝の固定

人工芝は作業の内容や理由を理解して丁寧に行う事が肝心です。

それぞれの手順の内容を理解してDIYを成功させましょう。


手順1:人工芝を敷く場所の整地作業

人工芝を敷くためには整地作業が必要です。

整地がしっかりされていないと人工芝を敷いても隙間ができ、がたつく原因となるため、きれいに張るためには大切な作業です。

整地作業は、まず石や雑草などを取り除きます。
特に壁際やマンホールといった場所は雑草が生えやすいため念入りに行いましょう。

次に地面を転圧して、トンボがけや板などで地面を平らに整地します。
整地が不十分だと人工芝を敷いたあとに、凹凸が目立つため景観が悪く人工芝の劣化も早まってしまいます。

人工芝をきれいに敷くために重要な工程なので、丁寧に行いましょう。


手順2:防草シートの敷設作業

整地作業を終えたら人工芝の水抜き穴などから雑草が生えてこないように、防草シートの敷設処理をします。

敷設した防草シートに隙間があると、そこに光が差し込み、雑草が生える原因になるためです。
防草シート同士は5〜10cmほど重ね合わせ防草シートがずれないように1m間隔程度で丸釘またはU字釘を使って仮留めしておきます。

また、段ボールやダクトは形に合わせて上からカッターで切るなどしましょう。

防草シートがないと、人工芝の下から雑草が生えて、表面がでこぼこになったり虫が寄ってきたりする原因になりかねません。

人工芝を長持ちさせるために、防草シートは必ず敷くようにしましょう。


手順3:人工芝の設置

防草シートを敷けば、いよいよ人工芝の敷設です。

まずは、敷設後のイメージを掴むため人工芝を仮敷きして設置する位置を決めましょう。
壁の端に合わせ、人工芝を広げていき、必要な長さがわかったら少し余裕を持ってカットします。

仮敷きした後は、人工芝が浮き上がらないよう壁から少し離れたところにU字釘を打設し、仮留めして繰り返し敷設していきます。

人工芝をつなぎ合わせる際、人工芝に芝目があるため、それぞれの芝目の向きを必ず統一しましょう。
芝目の向きを合わせることで、つなぎ目が目立ちづらくなり、美しく仕上がります。


手順4:人工芝のカット

仮設置が終わったら人工芝の余った部分をカットしていきましょう。

カットの方法はいきなり切らずに、まずは人工芝の裏に仮設置した人工芝と壁が当たる場所に端からマジックペンで点をつけていきます。

点を書き込んだら点が重なるように、定規を当て、カッターなどを使いカットするのがおすすめです。

マンホールやダクトなどは円周にそって慎重にカットしてください。

初心者の方はカッターの刃をできるだけ早く替えること、長さに余裕を持たせてカットし微調整することを意識しましょう。
きれいな仕上がりや失敗が避けられるなどが可能です。


手順5:人工芝のつなぎ目処理

人工芝のカットが全て終わったら、人工芝同士のつなぎ目をジョイントします。

ジョイントすることで、つなぎ目を目立たなくすることや雑草が生えることを防ぐメリットがあります。

つなぎ目には人工芝用の両面テープを使い、人工芝と防草シートを張り合わせましょう。

継ぎ目を張り合わせたら、端から50cm程度の間隔で両方の芝にかかるようU字釘を打ち込みます。


手順6:人工芝の固定

つなぎ目のジョイントが終わったら最後に人工芝の外周部分を固定します。

壁から2〜3cm程度離した場所にU字釘を打ち込みます。

打ち込む間隔はつなぎ目と同じく50cmほどの間隔で地道に打ち込みましょう。

打設の際、強く打ち込みすぎるとその場所だけ凹んで見えてしまうので、力の入りすぎには注意して打ち込みます。

人工芝が浮いていないかや、継ぎ目が目立たないかなど、お庭を再度チェックしてデッキブラシなどで芝を立たせたらDIYの人工芝は完成です。


下地づくりのコツと注意点



下地作りが大切なことは紹介しましたが、以下の点を意識すると長い年数がたっても劣化しづらい下地作りが可能です。


  • スコップで雑草などきれいに除去する
  • 転圧機で下地を転圧する

ここでは、それぞれのコツについて解説します。


スコップで雑草などきれいに除去する

下地作りで、最初に大切な事は石や雑草をきれいにかつ丁寧に除去することです。

この作業を雑にやってしまうと、後々の下地作りに影響して、人工芝のDIYが失敗する可能性があります。

石をそのままにしておくと、施工後に人工芝が歪む原因になります。
大きい石があると重労働になるかもしれませんが、しっかりと除去しておきましょう。

また、雑草は表面の草だけでなく、根までしっかり除去することが大切です。
雑草の根が残っているとまた雑草が生え、人工芝を持ち上げるなど劣化の原因につながります。

面倒な作業ですが、しっかりやっておけば人工芝を長持ちさせられるため丁寧に作業しましょう。


転圧機などで下地を転圧する

掘り起こした土は柔らかく、そのまま人工芝を敷くと施工後にがたつくので、転圧機で下地を平らに固くします。

下地に少しでも凹凸があると、そこに水が溜まり、人工芝にカビが発生したり、虫が寄ったりする可能性が高まります。

転圧機を用意できれば理想ですが、DIYで用意できない場合はスコップの裏、レンガ、かかとで踏むなどで代用して、土を平らに硬くする方法もあります。

ただし、専用の機械がない場合は効率が悪いので、根気強く平らにしていく必要があります。

もし、転圧作業の仕上がりが不安な場合は、この工程だけ専門業者に依頼することも一つの方法です。


DIYの限界と専門業者への依頼


人工芝のDIY施工は専門業者へ依頼した場合に比べ、景観を保てる年数は低くなってしまう可能性があります。

DIYでの施工と専門業者での施工では、特に下地の整地作業で差が出ます。

地面を踏み固めたり地面を慣らしたりなど、丁寧に行えばある程度の年数はクオリティを保てます。 しかし、専門業者へ依頼すると転圧機を使用してしっかり踏み固めるため耐久できる年数が変わります。

取り扱う人工芝はクオリティの高いものを選定していますので、人工芝自体の耐久性も高いのです。

また、専門業者はクオリティにくわえて施工期間が短い点も挙げられます。

人工芝の施工は費用が掛かっても、手間や時間をかけずに高いクオリティの人工芝にしたい場合は、専門業者へ依頼しましょう。


まとめ


人工芝のDIY施工は、手順を理解した上で丁寧に行えば初心者でもきれいに仕上げることが可能です。

専門業者に依頼するより費用をおさえて施工できますが、人工芝と防草シートは高くても妥協せずいいものを購入しましょう。
この材料は人工芝の見た目はもちろん、クッション性や長くきれいに保てるかが左右される材料です。

また、DIYが苦手だったり、よりきれいに仕上げたい場合は費用がかかっても専門業者へ依頼することを検討しましょう。

人工芝のDIYはお庭を自分の想いで手入れできることが醍醐味なので、手順を施工のやり方を理解してぜひ実践してください。



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